罰金女性再審で無罪、事故相手が保険金詐取目的
2016年06月30日
人身事故を起こしたとして、自動車運転過失傷害罪で罰金20万円の略式命令が確定した熊本県玉名市の女性(39)の再審初公判が29日、玉名簡裁であった。川嶋知正裁判官は、被害者とされた男2人による保険金詐欺事件だったと認定し、「傷害を負わせた事実はなかった」として無罪を言い渡した。
女性は2012年11月、乗用車で男2人にけがをさせたとして県警に書類送検された。13年3月、玉名区検が略式起訴し、玉名簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。しかし、再捜査の結果、男2人による保険金詐欺事件と判明。同区検は今年3月、処分を取り消すため再審請求していた。
この日の被告人質問で、女性は「取調室で、警察官から『事故を起こしたと認めないなら帰れない』『ひき逃げで捜査してもいい』と言われ、認めた」などと述べた。
また、判決後、弁護人を通じて「(取調室での)警察官の声は今も頭から離れない。二度と同じことが繰り返されないよう願う」とのコメントを出した。
県警の大内田朗二交通指導課次席は「女性に心からおわび申し上げます。再発防止に努めたい」とのコメントを発表した。
ほらほら、気合いだけで捜査する筋肉脳が一所懸命仕事するとこういうことが起きる、ってことですよ。
熊本県警といえば日本冤罪史上に残る免田事件を起こしたバカ集団。
全然懲りてませんわ。
熊本でお伝えした冤罪事件の続報です。